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マッサージ店を開業するために必要なものは?資格・費用・集客のコツを全て解説

マッサージ店開業に必要なものは?

マッサージ店はやり方次第で十分に儲けることが可能ですが、明確な集客計画がなければ失敗しやすいビジネスです。

マッサージ店を開業して成功に導くためには「誰に向けた店か」を明確に決め、初期費用と運転資金を確保したうえで、集客とリピーター獲得の仕組みを構築することが大切です。

そこで本記事では、マッサージ店の開業を考えている方に向けて、必要な資格や開業費用、運営のコツを紹介します。

※本記事では便宜上「マッサージ店」と表現していますが、無資格で開業する場合は「リラクゼーションサロン」「もみほぐし」などの表現を用いる必要があります。



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そもそもマッサージ店は儲かる?

マッサージ店開業の年収モデルに関するイメージ



やり方しだいで十分儲けることができますが、集客対策なしでは利益を出すのが難しい業種です。

マッサージ店の収益モデルはシンプルに「客単価 × 1日の客数 × 営業日数」で決まります。

例えば客単価5,000円で1日5人施術し、月25日営業すれば月商約62.5万円(年間約750万円)となります。このように計算上は大きな売上も可能ですが、来客数を確保できなければ意味がありません。

しかし経営努力と働き方の工夫次第で年収1,000万円超えも十分可能で、実際に適切な集客方法で年収1,000万円を達成する店舗も存在しています。この差を分けるものこそ「集客とリピート設計」の有無です。

開業成功のためには、とにかく集客が何よりも重要です。立地や営業時間も大切ですが、それ以上に「どうやってお客様を呼び込むか」「一度来たお客様にリピートしてもらうか」の戦略が利益を左右します。

逆に言えば、集客力とリピート率さえ高められれば、地方の自宅サロンでも十分儲けることが可能です。

個人サロンで開業する場合の年収モデル


個人サロン(施術者1人)は、自分が施術できる人数=売上の上限になります。

例えば、客単価5,000円で1日5名・月25日営業の場合、月商約62万円、年商約750万円です。家賃や広告費などを差し引くと、年収はおおよそ500万円前後が現実的な目安となります。

実際に、軌道に乗った一人整体院で年収600万円前後を得ているケースも珍しくありません。

一方で、1人で対応できる人数には限界があります。年収1,000万円超を安定して目指すなら、リピート率を高めて単価を上げる工夫や、将来的にスタッフや外部の力を活用する視点が必要になります。

店舗型でスタッフを雇う場合の年収モデル



マッサージ店開業では、施術スタッフを1名雇い、2人体制にすれば、売上は単純に約2倍になります

例えば、客単価5,000円で1日10名、月25日営業なら月商125万円の年商1,500万円を狙えます。人件費などを差し引いても、オーナーの取り分は個人サロンより増える可能性があります。

ただし、利益は売上ほど伸びません。給与や社保などの人件費は、お客さんが来ない日でも発生しますし、ベッド数や待合スペースの確保で店舗面積が広がれば、賃料・光熱費も上がります。売上2倍でも利益は1.5倍程度にとどまるケースも十分あります。

一方で、組織化できれば上限は大きく広がります。1人では年商2,000万円前後が限界でも、複数スタッフ・複数店舗なら年商数千万円も視野に入ります。

ただし規模を拡大するほど、採用・育成・離職対応や集客の難易度が上がるため、いきなり人を増やすのは危険です。

まずは1人で黒字を安定させ、採用コストや離職リスクも織り込んだ上で段階的に拡大していきましょう。

マッサージ店開業に準備すべきもの・必要なもの

マッサージ店開業に必要なもの



マッサージ店の開業準備では、物理的な備品だけでなくコンセプト設計や集客方法まで幅広く用意する必要があります。

ここからは以下の項目について詳しく解説します。

  • マッサージ店開業に必要な資格
  • マッサージ店開業に必要な準備物
  • マッサージ店開業に必要な手続き


それでは詳しく解説します。

マッサージ店開業に必要な資格


マッサージ店の開業に必要な資格は、業態によって異なります。ポイントは「治療目的orリラクゼーション目的」です。

項目必要な資格
治療目的(マッサージ院・鍼灸院・整骨院)・マッサージ院:あん摩マッサージ指圧師
・鍼灸院:はり師・きゅう師
・整骨院:柔道整復師
リラクゼーション目的(もみほぐし・整体・アロマなど)必要なし



治療目的の場合は国家資格が必要になりますが、リラクゼーション目的であれば国家資格は不要です。

ただし、リラクゼーションサロンの場合、「マッサージ」「治療」「診断」といった表現は使用不可で、癒し目的の施術に限定する必要があります。

無資格で始める場合は、基本的にリラクゼーションサロンを開業することにあります。

マッサージ店開業に必要な準備物


マッサージ店の開業では、施術に必要な備品+店舗運営に必要なものを揃える必要があります。すべてを最初から完璧に揃える必要はなく、優先順位をつけることが大切です。

  • 施術用ベッド・マット
  • タオル・リネン類
  • タオルウォーマー・ホットキャビ
  • オイル・クリーム類
  • 消耗品・衛生用品
  • 家具・インテリア
  • 事務用品・IT機器



開業当初は必要最低限からスタートし、売上が安定してから備品を追加するのがおすすめです。

無理な初期投資を避け、段階的に整えていきましょう。

マッサージ店開業に必要な手続き



マッサージ店を開業する際は、最低限の公的手続きを忘れずに行うことが重要です。

  • 開業届の提出(税務署)
  • 施術所開設届(保健所)※
  • 事業開始の申告(自治体)
  • 保険・経理の準備



特に開業届の提出は必須です。手続きを正しく行うことで、補助金申請や金融機関からの信用にもつながります。

開業準備と並行して、早めに対応しておきましょう。

施術所開設届は、国家資格を用いた治療目的の施術所が対象です。リラクゼーション目的のサロンでは原則として不要ですが、自治体によって判断が異なる場合があるため事前確認をおすすめします。

リラクゼーション向けのマッサージ店を開業する場合は以下の記事も参考になります。

マッサージ店の開業にかかる費用

マッサージ店開業にかかる費用に関するイメージ



開業にはまとまった初期資金が必要です。ここでは店舗費用・設備費用・運営費用の観点から、マッサージ店開業にかかるお金の目安を解説します。

店舗にかかる費用



店舗にかかる費用は、物件取得費と内装費が中心で、開業スタイルによって大きく変わります。

テナントを借りて開業する場合、敷金・礼金・保証金、仲介手数料、前家賃などを含め、初期費用は300〜500万円程度を見込むのが一般的です。

都心の路面店では、物件取得だけで300万円以上かかることもあります。マンションの一室を使う場合は費用を抑えられますが、事業利用が可能か事前確認が必須です。

一方、自宅開業なら物件取得費が不要なため、初期コストを大きく抑えられます。まずは自宅でスタートし、軌道に乗ってからテナントへ移行する方法も現実的です。

設備にかかる費用



施術設備や備品の購入費も開業費用の大きな部分を占めます。前述したベッドやタオル類、施術機器、家具などの初期調達費用です。

これらは新品か中古か、高級品か廉価品かで価格幅がありますが、おおよその目安を紹介します。

  • 施術ベッド・チェア類: 1台 1万~5万円前後(電動昇降ベッドなら数十万円)
  • タオルウォーマー(ホットキャビ): 1~3万円程度
  • 洗濯機: 0~5万円(既存品を使えれば0円、業務用導入なら数十万円)
  • パーティション・カーテン: 仕切り用に1~3万円
  • 空調・換気設備: エアコン・換気扇は物件により。必要なら10万~
  • 照明・音響: 間接照明やBGMスピーカー等、数万円
  • 家具類: 施術用ワゴン、棚、ソファ、鏡など総額5~10万円程度見込む



広告物(メニュー表や看板)も設備的な費用と言えます。簡易な立て看板を設置するなら数万円、電飾看板なら十数万円以上する場合もあります。

これらの設備投資合計は、自宅サロンで100万円以下に抑えることもできますし、こだわれば200万円超になることもあります。無理なく開業できる範囲で計画しましょう。

運営にかかる費用



開業後は、毎月発生するランニングコストも把握しておくことが重要です。

売上が安定するまで時間がかかるため、最低でも3か月分の運転資金は現金で用意しておくと安心です。

主な月次費用は以下のとおりです。

  • 家賃・共益費:テナントの場合、毎月数万〜十数万円
  • 水道光熱費:冷暖房・洗濯代などで数千〜1万円台
  • 通信費:電話・ネット代で1万円前後
  • 消耗品費:タオル洗剤やオイル補充など数千〜1万円
  • 広告宣伝費:ポータル掲載やWEB広告で1〜3万円程度
  • 人件費:スタッフ1人あたり月15〜25万円前後
  • 税金・保険料:所得に応じて月数万円



合計すると、自宅サロンでも月数万円〜十数万円、テナント店舗では月20〜30万円以上の固定費がかかるケースが一般的です。

開業直後は赤字になる期間も想定し、「売上が立つまでの資金繰り」まで含めて計画しておきましょう。

マッサージ店は集客とリピーター確保が命!3つの運営のコツ

マッサージ店開業をリスクなく始めるためのコツ



マッサージ店経営では、新規集客と既存顧客のリピートが特に重要です。

「腕が良ければお客様は自然に増える」というものではなく、計画的なマーケティング戦略が必要となります。ここでは、集客・リピートに直結する3つの運営のコツを紹介します。

開業前に「誰向けの店か」を決め切る



まず「ターゲット不在の店は集客に失敗しやすい」ことを念頭に、ターゲットを細かく決め切ることが大切です。

競合に埋もれないためには「うちは○○に特化した店です」と言える強みが必要です。

例えば、同じマッサージでも高齢者向けの腰痛・肩こりケアと、妊婦さん向けのマタニティマッサージでは全く別物です。

「うちは肩こりの人なら誰でも歓迎」ではなく、「デスクワークで慢性的な肩こりに悩む30代会社員男性に特化した整体サロン」などと具体化してみてください。その方が宣伝の打ち出しも明確になり、刺さる層には強烈に刺さります。

Instagramを軸に「地域名+悩み」で見つけてもらう



マッサージ店の集客は、Instagramを検索入口として設計することが重要です。

最近は「地域名+肩こり」「地域名+マッサージ」などをInstagram内で探す人も増えています。

まず、プロフィールに地域名と対応できる悩みを明記しましょう。

例:「○○市/肩こり・腰痛専門マッサージ」

投稿では、施術風景やお客様の声、セルフケア情報を発信し、「#地域名+悩み(#○○市肩こり など)」のハッシュタグを使います。

また、プロフィールのリンクから予約ページやGoogleマップへつなげ、「見つかる → 信頼される → 予約される」流れを作ることが大切です。

Instagramを軸に地域密着の発信を続けることで、「この地域でこの悩みならここ」と選ばれやすくなります。

開業からすぐに予約に繋げるインスタ運用のコツについては、以下の記事を参考にしてください。

初回客を通わせる仕組みを作る


マッサージ店の経営を安定させる鍵は、初回来店のお客様をリピーターにできるかです。新規集客はコストが高いため、一度来てくれた方に継続して通ってもらう仕組みを用意しましょう。

効果的なのは次の3つです。

  • 次回予約の声かけ:施術後に「◯週間後が理想です」と具体的に伝え、その場で次回予約を提案します。これだけでもリピート率は上がります。
  • 回数券・特典の用意:初回限定の回数券や「次回予約で割引」などを用意すると、再来店の動機になります。
  • 施術後フォロー:LINEなどで「その後いかがですか?」と一言送るだけでも再来店率は向上します。予約リンクや特典を添えるとさらに効果的です。



この3つを行うだけで「一回来て終わり」から「自然に通う流れ」が作れます。リピーターが増えるほど、売上は安定し経営も楽になります。

マッサージ店の開業に関するよくある質問

マッサージ店開業に関するよくある質問



最後に、マッサージ店開業に関するよくある質問をまとめます。

マッサージ店開業は失敗しやすい?



準備不足のまま始めると失敗しやすいのが実情です。特に多い原因は、以下の通りです。

  • 集客の設計が甘い
  • 資金計画(運転資金)の不足



「誰向けの店か」が曖昧で集客できない、開業後すぐに資金が尽きる、新規は来てもリピートが続かない、といったケースは珍しくありません。

逆に、コンセプト・集客・リピートの仕組みを事前に整え、固定費を抑えて始めれば成功確率は上がります。腕や資格があっても、経営視点を欠くと失敗する点には注意が必要です。

リラクゼーション開業で助成金は使える?



条件次第で補助金・助成金は活用できます。

代表的なのが「小規模事業者持続化補助金」で、広告費や設備費の一部(最大50万〜200万円)が補助される制度です。

また、スタッフを雇う場合は以下の助成金が活用できます。

  • キャリアアップ助成金
  • 人材開発支援助成金



自治体独自の創業支援制度や低金利の制度融資も併せて確認しておきましょう。

マッサージ開業に必要なものを最短で揃える方法は?



「必要最低限から始める」ことが最短ルートです。

開業準備では、まずベッド・タオル類・各種届出など今すぐ必須なものだけに絞り、装飾や高額機器は後回しにしましょう。自宅開業なら手持ちの家具を活用し、消耗品も最小限でOKです。

業務用ベッドや機器は中古・レンタルを使えば、費用と準備時間を大きく削減できます。

また、開業経験者や専門家に相談することも近道です。何から手を付けるべきか整理でき、無駄な出費や遠回りを防げます。商工会議所や自治体の創業相談も無料で活用できます。

まとめ



マッサージ店開業は、事前準備と運営設計をしっかり行えば、個人でも十分に成功を目指せるビジネスです。収益は「単価 × 客数 × 稼働日数」で決まるため、集客力とリピート率が成果を大きく左右します。

国家資格の有無や開業スタイルに関わらず重要なのは、「誰に・何を提供する店か」を明確にし、資金計画と集客導線を整えることです。

特に、Web・MEO・SNSを活用した集客と、次回予約やフォローによるリピート設計は成功の分かれ道になります。

今回紹介したポイントを押さえ、必要に応じて専門家の力も借りながら進めれば、初心者でも着実にスタートできます。

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